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前原高校進路講演会

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2017年12月20日に、うるま市が企画する出前フォーラムで、全校生徒823名に対して50分間の講演を行いました。

大きな選択という題で、これから訪れる進路の選択についてお話ししました。

人生は選択の連続です。アメリカで2000人を対象とした調査結果では、人間が選択する数は1日平均70回もしているそうです。

そうですね!考えてみれば小さな選択は、かなりやっています。

子供の頃や学生時代では、日常の小さな選択はしているものの、結婚や出産などの人生を変える大きな選択をしている人は、ほぼ0に近いと思います。 (大人でも多くはありません)

全ての人がそうですが、人生を変える大きな選択をします。それは、 ≪進路≫ です。

なぜって、思う人がいるかもしれませんが、進路の最終地点は、就職であり、社会人となれば人生の三分の一は仕事だからです。(睡眠・道楽・仕事)

学生時代の私は、進路の事を大きく捉えていませんでした。そんな人間が偉そうに言うなよって感じだよね(笑)

私の時代、約30年前は、中卒と言う事もあり、就職の選択肢はあまりありませんでした。

今と違って、携帯もない時代で、良い情報が入ってこないので、転職という選択肢もなく、今やっている仕事を、どうしたら楽できるかしか考えず、いつの間にか技術が身についていたような感じです。(凄く良い時代に生まれたと思っています)

現在は、私たちの親やおじいちゃんおばあちゃん時代の方の努力のおかげで、裕福な生活をしています。そして、就職の選択肢も多くなりました。

その選択肢の多さは、良い所もありますが、悪い所もあります。

それは、仕事がきつければ、直ぐに転職できるからです。

それは、決して悪い事ではないのですが、仕事がきついだけで、辞めた人は、その後も職を変えている現実を多く見受けられます。(技術も身に付きません)

このような人もいました。18歳で入社し数年後、沖縄に帰らないといけない事情があり退職、全く違う仕事をしてその数年後独立、今では、酒屋(リカーショップ新城)と誠シャッター工業の社長となり、那覇市で4階建ての立派なビルを建てるまでの経営者になった人もいるのです。(沖縄でラジオにも取り上げられるような、素晴らしい会社)

その違いは、どんな仕事でもやり始めはきつい、それを乗り越え切れるか、そうでないか、ただそれだけの違いだと、私はそのように思っています。

私は、素晴らしい人をいっぱい見てきました。特に印象深かったのが、大手ゼネコンの現場監督さんだ、新人の頃、先輩社員から毎日毎日怒られて、また夜遅くまで仕事をしていた。その姿を見て、大変だね、辛いでしょ、辞めたくならないっと言ったら、大変で辛いけど、この仕事をしたくて、一生懸命勉強して入社したから絶対に辞めないと言っていた。その数年後、多くの部下をまとめる立場となり楽しそうに仕事をしていた。

何事も辛抱しないといけない時期が必ずあると思います。

それを乗り越えられた人は、豊かさを手に入れる事ができるのではと考える事があります。

その辛い事でも辛抱できるのはやはり、自ら真剣に考え選択する事だと、私はそのように思っています。

 

感想文の一部を記載します。

2年生 女子

今日は、講演会をしてくださってありがとうございます。私は、続ける事の大切さと相手への思いやりをすごく学べました。私は部活をしていますが、1度辞めようかまよっていた時期がありました。今もしょうじき迷っています。でも一緒に頑張ろうって言ってくれる友達もいますし、講演会の話を聴いて続ける事が大切なんだと、すごく心にささりました。今やめたら絶対に後悔すると思えてきて、頑張ろうかなと思いました。辞めるのと続けるのでは、得るものが違うのかなと考えています。

相手への思いやりは、相手がしてほしいことを自分から気付いて先にやったり、相手が嫌がっている事は絶対にしないという事で、その人は将来、大きな成長をするんだと聞いて、私ももっと気づくのを早くして、相手が今何をしてほしいのかを、考えてあげられる人になりたいなと思いました。相手に好かれたいとか、嫌われたくないとかを言う前に、相手に思いやりを持ってあげられるか、あげられないかが大切なのかなとすこし思いました。なので私は、相手に思いやりをもち、何事にも続けられる人になりたいです。

とてもありがたい感想文です。前原高校の生徒さんは聞く姿勢が素晴らしかったです。

感想文1年生

感想文2年生

感想文3年生

前原高校校長だより

https://www.maehara-h.open.ed.jp/pdf/koutyou/k29-No75.pdf

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